戸山フロイト研究会公式サイト

早稲田大学非公認サークル・戸山フロイト研究会公式サイトです! 精神分析について学んでいる方、学びたいと思っている方、お気軽に部室(学生会館E515)まで遊びに来てください。

『psychA』第2号目次公開!

みなさんこんにちは。戸山フロイト研究会です。

 

いよいよ文学フリマまで10日ぐらいになってきました。『psychA』もほとんど原稿が出揃い、現在デザイナー牧野が珈琲をがぶ飲みしながら頑張っています。

というわけで、今回は目次を一気に公開しましょう!

なお、お値段はきっかり1,000円です! この値段はかなり出血大サービスです。

  

戸山フロイト研究会誌『psychA』第2号目次

第1特集:第4回東京精神分析サークル主催コロックのすべて

松本卓也「神経症/精神病における『語りえないもの』について――伝達の可能性と不可能性を巡るラカン的諸問題」

牧瀬英幹「精神分析における『伝承』の問題について――『不可能なもの』との関係を巡って」

●第1部討議

河野一紀「ラカン精神分析というコンパス」

松山航平「『ことばと知に基づいた臨床実践』の検討――症状、主体に固有なものとしての」

小林芳樹「現代におけるラカン精神分析実践」

片岡一竹「サントームと主体性――『ラカン 患者との対話』から考える精神分析の固有性」

十川幸司「普通精神病、普通倒錯――その臨床的可能性について」

●第2部討議

中野正美「ラカン的臨床論――Sonia Chiriaco, Le désir foudroyéを読む」

向井雅明「トラウマの二重の因果性――精神分析とトラウマ2」

●第3部討議

 

論文

佐藤正尚「力動精神医学についての簡潔な報告」

仁田抄人「神経精神分析の新展開」

 

書評

松山航平「待望の新訳――新宮一成訳『精神分析における話と言語活動の機能と領野』

仁田抄人「科学を捨てた科学者フロイト――金関猛『ウィーン大学フロイト

佐藤正尚「歓待されざる書物について――春木奈美子『現実的なものの歓待』

木田和徳「正典と論外――新田篤『日本近代文学におけるフロイト精神分析の受容』

片岡一竹「新たな時代のラカンの教科書――松本卓也『人はみな妄想する』

 

第2特集:ソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望(Le désir foudroyé)』を読む

仁田抄人「天使ガブリエル解説」

松山航平「謎の女アナについて」

片岡一竹「フローラについて――投錨点を打つということ」

多田羅伴内「『稲妻に打たれた欲望』用語解説」

 

細かい内容は追ってお知らせします。

今回は前号からかなりパワーアップして、ページ数も二倍近くになりました! 

内容としても、本邦におけるラカン研究の最前線をパッケージしてお見せできるようなジャーナルになると思います!

 

 

というわけで5月4日(月・祝)は是非東京流通センター文学フリマへ! 

戸山フロイト研究会のブース番号は2Fのオ-25です。

 

『psychA』第2号制作順調!

今年もpsychAがやって来る!

 

みなさんブログではお久しぶりです。戸山フロイト研究会です。

 

突然ですが、5月4日(月・祝)には第20回文学フリマが開催されますね。フロ研もブース番号オー25で参加予定です。

ブースではご好評いただいている『psychA』第1号を販売しますが、それだけではありません。

 

文学フリマにむけて、現在『psychA』第2号を鋭意制作中です!

 

気になる今号の特集は……

 

第1特集 第4回東京精神分析サークル主催コロック

第2特集 期待の新刊 Sonia Chiriaco, Le désir foudroyéを読む

 

なんと、去る3月21日に開催された第4回東京精神分析サークル主催コロックの会場レポートと各発表の文字起こしを掲載することになりました! 最新のラカン研究の成果が一望できる内容になると思います。もちろん、発表者の皆さんの全面協力のもとで、当日の発表の正確な内容をお伝えします!

 

また、コロックでも話題になった、邦訳出版予定のソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望Le désir foudroyé』をいち早く紹介します。実はフロ研会員も訳者として翻訳作業に参加しているので、各会員が自分の担当の症例について解説する内容となっております。こちらも要チェック!

 

というわけで前号よりパワーアップしてお届けする『psychA』第2号、制作順調……と書いたわりに未だ幹事長の原稿が提出されていないという状況ですが、かならず完成させて皆さんにお届けしますので、どうぞお待ちください!

『psychA』再販のお知らせ

現在、『psychA』の通販は以下のオンラインショップで承っております。

psycha.theshop.jp

 

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あの『psychA』が帰ってきた!

 

みなさんお久しぶりです。戸山フロイト研究会です。煽ってみました。

昨年第19回文学フリマで発売させていただいた戸山フロイト研究会誌『psychA』ですが、おかげさまで30部即日完売いたしました。ありがとうございました。

 

それにとどまらず人文書院さんがツイッターで紹介してくださり……

 

 

精神分析家の向井雅明先生には東京精神分析サークルのホームページのコラムで身に余る言葉をいただきました!

 

『PsychA』 

 

早稲田の学生たちが主宰している「戸山フロイト研究会」の会報『PsychA』の創刊号をいただいた。特集が「Pour lire LACANラカンを読むために」と題されている。学部の学生たちが創ったものなのでそれほど期待はできないだろうと思って目を通してみると、とんでもない。内容が充実しているのに驚かされた。日本でのラカンの理解の水準はまだかなり低いもので、一般的にラカニアンとして知られている人たちでもそれほどラカンを読み込んで自分のものにしている人は少ない。ところが本誌を編集した人たちは年齢的にもそれほどラカンのテクストに親しんでいるはずはないとは思えるにもかかわらず皆そろって高い水準の理解を示している。〔……〕

 

http://psychanalyse.jp/columns.html

 

にわかに注目され始めた『psychA』! 残念ながら既に完売していましたが、再販ご希望の声も多数いただきました。

いよいよここに、新たに誤字脱字等を修正して『psychA』を再販いたします。

値段は前回同様700円で販売させていただきます。改めて雑誌の内容をお知りになりたい方はhttp://freud-toyama.hatenablog.com/entry/2014/11/22/165646をご覧ください。入門書レビュー、論文、書評、用語事典など盛り沢山になっております。

 

 

また、それとともに通信販売もスタートします。

 お値段は700円+送料(ゆうメールになります。送料はご注文される冊数により変動しますが、目安として1冊の場合215円になります。詳しくは日本郵便のHPをご覧ください。(ゆうメール ご利用方法・運賃 - 日本郵便

 

注文をご希望の方は、freudtoyama2014@gmail.comまで以下をご記入の上、ご連絡ください。

① 住所、郵便番号

② お名前

③ 電話番号(任意)

④ ご注文冊数

⑤ 備考(郵送方法、オプションなど)

 

メールを確認いたしましたら、当方より、送料込みの金額と振込先(ゆうちょ銀行になります)を記載してご返信いたします。振込が確認でき次第、発送させていただきます。

 

というわけでいま話題沸騰中の『psychA』! この機会にぜひご購入ください。

 

お問い合わせにつきましては以下をご覧ください。お問い合わせ - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報(完)――表紙、目次公開!

フロ研ですこんにちは!

ついに! 『psychA』はすべて完成しました。というわけで今回は表紙、目次をすべて公開します。

 

まずは表紙

f:id:freudtoyama:20141122164707j:plain

 イラストは東京学芸大学新映像文化研究会(shinE)の苺さんの力作です! デザインは会員の牧野ヒロユキ君が担当してくれました。二人はそれぞれ本文イラスト、装丁も手掛けてくれています。

 

A5判、全114頁の大ボリュームとなりました。気になるお値段は700円です。少しばかり高めですが、そのぶん内容は豪華なものとなっております。

 

というわけで、次は目次です。個々の内容についてはすでに紹介しましたので、タイトルをクリックしてくだされば紹介ページに飛べます。

 

第1特集:ラカン派入門書大レビュー

取り扱う入門書一覧 

 

論文

「主体と象徴界――セミネール2巻を読む」(片岡一竹)

「「強化される」ためのCBT、「納得する」ための精神分析――認知行動療法精神分析の違い」(仁田抄人)

「倒錯の様々の場――現代ラカン派における倒錯概念についての再確認」(松山航平)

 

書評――今季の新刊

河野一紀『ことばと知に基づいた臨床実践』(松山航平)

小林芳樹・編訳『ラカン 患者との対話』(多田羅伴内)

・フロ研セレクション

アニー・コルディエ『劣等生は存在しない』(片岡一竹)

加藤敏監修『天使の食べ物を求めて』(佐藤正尚)

 

巻末特集「疾風怒濤精神分析用語辞典」(多田羅伴内)

 

……というわけで、長きにわたってお知らせしてきた『psychA』ですが、これで宣伝はお終いです。販売に向けて、会員一同準備中であります。

 

少しでも気になる記事がおありの方、11月24日(月・祝)第19回文学フリマでお会いしましょう。ブースは2階、キ-18です。みなさんお楽しみに!

(カ-18は誤報でした! 申し訳ございません)

『psychA』続報その5――「疾風怒濤精神分析用語事典」について

戸山フロイト研究会です!

5回にわたってお送りしてきた戸山フロイト研究会誌『psychA』、個別の内容紹介はこれでいよいよ最後です。

最期を飾るのは巻末特集、「疾風怒濤精神分析用語事典」。それはいったい何なのか? ここでは執筆者による緒言を一挙公開しましょう!

 

 

特集「Pour lire LACAN」の一環として、ここに「疾風怒濤精神分析用語事典」を収録する。本事典の特徴は、ラカン精神分析において基礎的で、最低限必要不可欠とおもわれる用語に項目を絞り、また可能な限り短く簡明な記述を心掛けたことである。そしてまた理論的変遷に対する配慮も挙げられる。すなわちひとつの用語について記述する際に、それが各時期のラカン理論において有する意味と、その変遷を負うことを重要視した。
ラカン理論の導入の際にもっとも問題となるものの一つがこうした理論的変遷であり、理論の体系性を確保するため、筆者自体が各時期のラカン理論を編集し、ひとつの完結したシステムとして記述しているものも多い。こうした解説は簡明さをもたらすが、しかし読者がその後研究を進めていく際にはむしろ障壁となることも多い。なぜなら彼らは、もはやそうした解説書が与えてくれた視座では決して理解することのできないような理論に逢着するからだ。こうした状況に対し、本稿は事典という特質も活用し、全体的な体系性についてはあえて考慮しなかった。こうした統一された体系については、他の優秀な解説書が提供してくれるはずである。本事典はむしろ、そうした体系に穴をあけ、もう一人のラカン、異なるラカン理論に対峙するための断片の群れとして機能するはずである。

本稿は2014年7月5日に行われた戸山フロイト研究会シンポジウム「精神分析の諸対象」において頒布された「荒唐無稽精神分析事典」を全面的に改訂、改題したものである。シンポジウムに来た初学者の方に対して、ラカン精神分析の基礎的な知識を簡単に知っていただきたい、それも出来れば無味乾燥な情報ではなく、面白い読み物として提供したいという思いから、「荒唐無稽精神分析事典」は制作された。それと共に、自分のそれまでの精神分析についての勉強の結果をそこでアウトプットしたいという気持ちもあった。とはいえ締め切りの都合上執筆日数が限られていたので、大胆にも「荒唐無稽」と冠し、細部のいささか強引な整理や不正確な記述についてはある程度目を瞑ってもらおうと思い、また文体も多分に軽薄で諧謔的なものとした。まさしく機知の方法である。だがこうした態度は同時に、あまりに神秘的で勿体ぶったラカンの解説に対する対抗意識も含んでおり、簡略にできるところは可能な限り簡略に、具体的に言えるところは出来るだけ具体的に記述しようという、筆者自身の合衆国的合理主義もあった。

こうして完成した「荒唐無稽精神分析用語事典」は一部からは好評の声をいただき、是非来るべき会報誌に収録してほしいという要請も出された。本稿はこうした声に応えるものであるが、その際にすべての項目を再確認し、また70年代の概念を中心に、新たにいくつかの項目を付け加えた。更に原題に含まれていた時事的要素を鑑み、改題することにした。疾風怒濤とは、二晩の完徹で仕上げられた本稿の執筆過程である。そしてそれは、目まぐるしく変遷していくラカン理論そのものをも表していることだろう。

かくして元のテクストと比べて、本稿は大幅に改善されたと自負できるものとなった。しかしそれでも、制作の過程で思い知らされたのは、筆者自身の実力の限界であった。いくつかの重要概念(例えば、欲望のグラフやシェーマI、四つのディスクールなど)は収録できなかったし、不明確な記述しかできなかったためにやむを得ず削除した項目もある。改訂に際しては戸山フロイト研究会内で長時間に亘って議論を重ねたが、それでも解決されない問題は少なくなかった。こうした課題に関しては来るべき第2版、第3版で改善されることを願いたい。とりあえずこれが現在の私たちのベストである。

 

2011年11月 多田羅伴内

 

というわけで、30年代から70年代までの主要なラカン精神分析の概念が一望できる、大変お得な内容となっております。

 

ここで本編にも収録されていない目次を、特別にこのブログだけで公開しますよ!

 

愛/「言われたこと」と「言うこと」/『エクリ』/エディプス・コンプレクス/<女>なるものは存在しない/快原理/解釈/宮廷愛/鏡像段階強迫神経症/恐怖症/享楽/去勢/言語/現実界/言表と言表行為/サントーム/シェーマL/自我/自我理想と理想自我/ジジェク、スラヴォイ/シニフィアンシニフィエ、シニフィカシオン/自閉症自由連想法/主体/昇華/症状/象徴界/神経症/性関係はない/精神病/性別化の式/セミネール/想像界/想定された知の主体/疎外と分離/対象a/他者/父の名/超自我/抵抗/転移/同一化/倒錯/寝椅子/排除/パラノイアパロール/反復/ヒステリー/否定/否認/ファルス/不安/ファンタスム/フィンク、ブルース/フロイト、ジークムント/分析家/分析主体/法/ミレール、ジャック=アラン/無意識/無意識の形成物/〈もの〉/抑圧/欲動/欲求、要請、欲望/ラカン、ジャック/ララング/<私>

 

全70項目の大ボリュームです。実は冊子の約3分の1をこの事典が占めているという状況です。これでどうしてもわからなかった用語が理解できるようになるかもです。

興味があるワード等ございましたら、是非、当日手にとってご覧ください!

 

というわけで個別の内容紹介は終わりです。次回はついに、表紙と目次をすべて公開しちゃいます!

 

印刷も終わり、現在配送中の『psychA』は、11月24日(月・祝)第19回文学フリマで発売します。ブースは2階、カ-18です。みなさんお楽しみに!

 

 

これまでのお知らせ

戸山フロイト研究会誌『psychA』創刊! - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報! - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その2――入門書レビューについて(続) - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その3――書評について - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その4――論文について - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その4――論文について

皆さまこんにちは。

来るべき戸山フロイト研究会誌『psychA』ですが、ついに本日午前11時を以って編集、入稿が完了しました! ついに完成です。後は文フリ当日を待つだけとなりました。

既にすべての情報が公開可能な状況ですが、楽しみは小出しにして、最後まで残しておきましょう。というわけで、今回は論文についてのお知らせです。

 

論文は会員によるものが3本収録されています。

片岡一竹による論文「主体と象徴界――セミネール2巻を読む」は、セミネール2巻『フロイト理論と精神分析技法における自我』を、ラカンの理論的変遷に位置付けながら読解したものです。ラカンの教育活動の中でも初期に位置するこのセミネールは、ラカン理論の黎明期とも言えるもので、一般的に知られているラカン理論には見出されない議論や、奇妙に思える記述も見受けられます。この論文はそうした点に注目し、特に60年代の理論の嚆矢となったセミネール7巻『精神分析の倫理』と対比的に読むことで、50年代前半のラカン理論について明らかにしようとします。例えば快原理の彼岸といえば、多くの人が〈もの〉から来る死の欲動の満足としての享楽を思い浮かべるでしょう。しかしセミネール2巻においては、象徴界こそが快原理の彼岸だと言われているのです。どういうことでしょうか? 詳しくは本編をご覧ください!

 

仁田抄人「『強化される』ためのCBT、『納得する』ための精神分析――認知行動療法精神分析の違い」は、第一線の認知行動療法を学びながら、ラカン精神分析に携わる執筆者が、第3世代の認知行動療法と呼ばれる最新の理論と、ラカン精神分析を比較しながら両者の棲み分けを訴えるものです。認知行動療法精神分析は犬猿の仲として知られ、お互いがお互いを痛烈に批判しています。しかしこの論文は、片方の立場から一方的に相手を批判するのではなく、むしろ両者を公平な視線で見つめながら理論的・思想的差異を剔抉しようとするものです。近年ラカン精神分析の論文においても認知行動療法が扱われるようになりましたが、これほどまでに認知行動療法について詳細に踏み入ったものは稀でしょう。最新の認知行動療法理論についての基礎的な知識も得られます!

 

倒錯は、神経症や精神病とともに主体の構造を決定するものですが、ラカン理論においては周縁的な位置に置かれてきました。しかし松山航平「享楽の様々の場――現代ラカン派における倒錯概念についての再確認」で述べられているように、現代のラカン派、特に国際ラカン協会の論者はむしろこの倒錯にこそ注目しています。本稿で主に扱われるのはジャン・ピエール・ルブランによって提唱された「ふつうの倒錯perversion ordinaire」とコレット・ソレルの「一般化倒錯perversion généralisée」という概念で、倒錯を主体の普遍的な享楽の体制として見なす議論です。特に前者は資本主義の発展と共に変質を被った現代的主体の機制として考えられており、ラカン派の議論においても極めてアクチュアルなものの一つであると言えるでしょう。本稿はこうした最新のラカン派の議論について、豊富な仏語文献を参照しながらまとめたものです。

 

論文も粒ぞろいであります。少しでも気になったものがあったら、是非文学フリマにお越しください!

 

次回は「疾風怒濤精神分析用語事典」についてお知らせします。

 

というわけついに完成した『psychA』は、11月24日(月・祝)第19回文学フリマで発売します。ブースは2階、カ-18です。みなさんお楽しみに!

 

 

これまでのお知らせ

戸山フロイト研究会誌『psychA』創刊! - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報! - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その2――入門書レビューについて(続) - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その3――書評について - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報その3――書評について

フロ研ですこんにちは!

『psychA』の先日は順調に進んでいます。先日は部室で検討会を行いましたが、5時間の検討会で半分以下しか進まず、翌日のSkype会議に持ち越されましたが、そこでも4時間の会議の末、決着がつかず、翌々日の2時間のSkype会議でようやく終わるという波乱の展開を見せました。しかしそのぶん完成度の高い原稿が出来上がるでしょう!

というわけで今回は書評についてのお知らせです。

 

書評は大きく二つのコーナー、「今季の新刊」と「フロ研セレクション」によって構成されます。

 

前者は今年上梓された精神分析関連の書籍を扱うもので、今回は、

河野一紀『ことばと知に基づいた臨床実践――ラカン精神分析の展望』

小林芳樹・編訳『ラカン 患者との対話――症例ジェラール、エディプスを越えて』

についての書評を収録しました。

 

後者は、精神分析の隠れた名著をフロ研員が紹介するもので、

アニー・コルディエ『劣等生は存在しない』

十川幸司精神分析』(思考のフロンティア)

加藤敏監修『天使の食べ物を求めて――拒食症へのラカン的アプローチ』

についての書評が掲載されます。

 

特集のラカンに因んで、今回はすべてラカン派の著作についての書評を掲載しました。入門書レビューとは異なり、ひとつの著作をじっくりと語るこのコーナー、注目です。

 

次回は論文についてお知らせします。

 

というわけで完成に近づいている『psychA』は、11月24日(月・祝)第19回文学フリマで発売します。ブースは2階、カ-18です。みなさんお楽しみに!

 

 

これまでのお知らせ

戸山フロイト研究会誌『psychA』創刊! - 戸山フロイト研究会公式サイト

『psychA』続報! - 戸山フロイト研究会公式サイト

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