『psychA』第2号目次公開!
いよいよ文学フリマまで10日ぐらいになってきました。『psychA』もほとんど原稿が出揃い、現在デザイナー牧野が珈琲をがぶ飲みしながら頑張っています。
というわけで、今回は目次を一気に公開しましょう!
なお、お値段はきっかり1,000円です! この値段はかなり出血大サービスです。
戸山フロイト研究会誌『psychA』第2号目次
第1特集:第4回東京精神分析サークル主催コロックのすべて
松本卓也「神経症/精神病における『語りえないもの』について――伝達の可能性と不可能性を巡るラカン的諸問題」
牧瀬英幹「精神分析における『伝承』の問題について――『不可能なもの』との関係を巡って」
●第1部討議
松山航平「『ことばと知に基づいた臨床実践』の検討――症状、主体に固有なものとしての」
片岡一竹「サントームと主体性――『ラカン 患者との対話』から考える精神分析の固有性」
十川幸司「普通精神病、普通倒錯――その臨床的可能性について」
●第2部討議
中野正美「ラカン的臨床論――Sonia Chiriaco, Le désir foudroyéを読む」
向井雅明「トラウマの二重の因果性――精神分析とトラウマ2」
●第3部討議
論文
佐藤正尚「力動精神医学についての簡潔な報告」
仁田抄人「神経精神分析の新展開」
書評
松山航平「待望の新訳――新宮一成訳『精神分析における話と言語活動の機能と領野』」
仁田抄人「科学を捨てた科学者フロイト――金関猛『ウィーン大学生フロイト』」
佐藤正尚「歓待されざる書物について――春木奈美子『現実的なものの歓待』」
木田和徳「正典と論外――新田篤『日本近代文学におけるフロイト精神分析の受容』」
片岡一竹「新たな時代のラカンの教科書――松本卓也『人はみな妄想する』」
第2特集:ソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望(Le désir foudroyé)』を読む
仁田抄人「天使ガブリエル解説」
松山航平「謎の女アナについて」
片岡一竹「フローラについて――投錨点を打つということ」
多田羅伴内「『稲妻に打たれた欲望』用語解説」
細かい内容は追ってお知らせします。
今回は前号からかなりパワーアップして、ページ数も二倍近くになりました!
内容としても、本邦におけるラカン研究の最前線をパッケージしてお見せできるようなジャーナルになると思います!
というわけで5月4日(月・祝)は是非東京流通センターの文学フリマへ!